このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙くて誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

2012年1月24日火曜日

バラの挿し木


1月21日と23日で、バラの栽培品種の挿し木をしました。
株間と条間は各20cm(中央のみやや広め)で、12M畝に計240本です。

オールドローズからモダンローズまで、挿し木の容易な品種から難しいとされるものまで、1品種4本ずつ約60品種を挿しました。

こんなにたくさん挿したのは、自根のバラ(Own Root Roses)の生育を確かめたいからです。自根でも生育が旺盛な品種まで接ぎ木をするのはヘンだと思うし、5年、10年と栽培してみて、自根のバラと接ぎ木したバラを比較してみたいと思っています。

もちろん、接ぎ木にもおおいに関心があります。昨年は台木用に170本ほどのノイバラを2月と6月に挿したのですが、そのほとんどは粕屋町バラサークルの実習材料として提供する(した)ので、今シーズンは自分用の台木が少ししかありません(笑)ま、いいか。今年はノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)の親木を更新するので、掘り起こした親木の太根でも使いましょうか。

21日の午後から挿し始め、夕刻までに120本。22日は仕事などで作業ができませんでしたが、うまい具合に少し雨が降って潅水の手間を省いてくれました。23日はぬかるみに難儀しながら、バーバラと協同作業。私が穂木を調整し、バーバラが挿していくのですが、吹きさらしの畑でじっと座っての作業は寒かったです。バーバラさんも寒かったでしょう、お疲れさま。ありがとう。

強風の中でトンネルのビニール張りもなんとか終えて、やれやれ、これで一安心。農家は田植えが終わると「さなぼり」というお祝い(田の神様に感謝し、一緒に作業した家族と手伝ってくれた人にご馳走をふるまう)をしますが、私もそんな気分。でも、寒さに疲れたのか、夜はすぐ眠ってしまいました。

1 件のコメント:

こぼ さんのコメント...

バラの挿し木、接ぎ木、芽接ぎ、穂木 そらさんのお陰でやっとわかりました。本当のことを言いますと、区別がなかなか判らなかったんですよ(笑)
最近はブログを見てもよく理解できるようになりました
挿し木がたくさん成功すると良いですね。その結果が楽しみです。教えてくださいね。
寒いので風邪をひかないようにしてください。