このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙くて誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

2013年2月9日土曜日

F 芽接ぎ 鉢上げの時期

私が所属している「粕屋町バラサークル」の10月勉強会で、地植えのノイバラ台木に芽接ぎをしました。たしか昨年の10月23日だったと思いますが、ドジなことに写真を撮っていないようです。

このノイバラ台木は実生です。ノイバラの実はボタ山の須恵町側の斜面に生えている野生のノイバラから採取しました。発芽率はとても良かったのですが、その後の管理が悪かったのか、品種によるのか、あまり太くなりませんでした。ほんとうは T 芽接ぎ を試そうと計画していたのですが、現場(そらの畑)で急遽 F 芽接ぎ に変更しました。

その F 芽接ぎ がそろそろ鉢上げの時期を迎えようとしています。2月9日、新芽が接ぎ木テープを突き抜けているものが幾つか散見されます。1月27日に台木の準備をするために畑に集まったときは芽はまだ小さかったのですが、この2週間で成長し始めたようです。ただし、芽が膨らんでいないものもあります。勉強会の参加者は同時に作業したのですが、どうも品種によって成長度合いが異なるようですね。

これらの3株はもう台木の首(bud union 直下)を切っても良い時期でしょう。台木は狭い間隔で植えられていますから、鉢上げは全員同時にするのが好ましいのですが、台木の切断は芽の動きが早いものから順次やったほうが良いと思います。写真でもわかるように台木の芽も動いていますからね。暖かくなって株が盛んに水を吸い上げ始めると切断面から水が溢れて(暑い時期は驚くほどの水量です)、それがテープの中に浸透していき、扱いが厄介になりますから。

この3株はいずれも私のものですが、明日にでも切ります。切り口には「バッチレート」を塗布する予定です。

現地検討会

参加者の芽接ぎ株をどうあつかうか、13日の「第2回庭作り講習会」の終了後に、秋の挿し木の状態も含めて現状を見ていただき、鉢上げの時期などを相談したいと思います。

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