このブログについて


バラの栽培についての考え方や方法は多様です。その多様性こそが、バラが文化として豊かであることの証左なのでしょう。
"答え"は一つではないとすれば、バラ栽培の楽しさは、"自分のバラの世界を見つけ出す" その過程にあると思っています。

このブログは試行錯誤中のバラ栽培の記録です。一部の記事はバラ仲間に私の方法を紹介するために書いたものもありますが、
「栽培ガイド」の類ではありません。バラ栽培を始めた頃に書いた記事の内容は現在の栽培方法とは異なるものも多く、
技術的にも拙くて誤謬も多々含まれていると思われます。批評的に読んでくださるようお願いします。

2011年10月7日金曜日

オーガニックはつらいよ その2

EMボカシを作りました。株式会社EM研究所|EM使い方ガイド(栽培用)栽培用PDF をダウンロードして、それを参考にしました。

米ぬか:油かす:魚粉=6:2:2の割合です。1週間前に作っておいた「EM・糖蜜混合100倍希釈液」を材料の重量10Kgあたり2リットル使いました。たまちゃんレシピではこれは1.5リットルなのですが、今回は材料がやや乾燥気味だったようです。

計80Kgを作り5個のリンゴ箱に詰めましたが、作業には5時間近くもかかってしまいました。

作業しながら少し古い話を思い出しました。福岡市で開催されたあるスポーツの国際大会の取材中に、ドイツチームの監督から『日本には良いオーガニックの手法があるそうだね?』と尋ねられたことがあります。その頃は家庭菜園を始めていてEMのことも少し知っていましたから、質問はたぶんそれのことなんだろうと思いました。

でもそのとき私はEMに疑問を感じていました。EMが肥料ではないことは承知していても、やはり肥料的な効果を期待してしまいます。当時はボカシではなく活性液を水で薄めて畝に散布するだけだったんですけど。そんな微妙なことを説明する会話力などないから『う~ん』と唸るだけ。
そしたら監督『なんだ、知らないのか』といった表情。

おいおい、知らなくてあたりまえだろ?おれを誰だと思ってるんだ。しかし、EMってドイツにまで知れ渡っているのか?

余談:なんでドイツチームの監督とこんな会話をするのかというと、バーバラさんが撮ったドイツチームの選手のきれいな横顔の写真が大会の公式パンフの表紙になったりして、ちょっと通じ合っていたからなんです。

家庭菜園を始めた頃はEMがちょっとしたブームになっていたようですが、私の周りでは徐々に下火になっていって、今は「生ゴミ処理用」という印象があります。使い方しだいなんでしょうか。

5時間近くも魚粉を素手でモミモミしていたから、おまけにその後「鈴木ぼかし」を切り返したから体中に臭いが染み込んでしまいました。風呂に二回浸かり、洗っても洗ってもとれません。久しぶりに一緒に遊ぶのを楽しみにしていた孫娘が;

クサッ!

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